arisaka444のブログ

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R による酵素反応速度論的解析

ある酵素反応がミカエリス・メンテンの速度論に従うと仮定し、ミカエリス定数 Km や最大反応速度 Vmax を実験値から推測する事がよく行われます。古典的には、 Lineweaver-Burk plot (LB plot) 等が利用されてきました。しかし LB plot は、基質濃度が低くな…

基本情報技術者試験を振り返って

令和元年度秋期基本情報技術者試験を受験しました。受験の理由は、なんとなく情報技術について勉強したくなったからです。結果を先に書くと、ぎりぎり合格でした。 本記事では、基本情報技術者試験の受験の過程を大雑把に振り返ります。そして反省点などを明…

不偏分散の期待値について

偏差平方和を標本の大きさで割って得られる標本分散、および、偏差平方和を自由度で割ることにより得られる不偏分散について、次のように定められる。 不偏分散は母分散の不偏推定量であり、その期待値は母分散に等しい。本記事では、この事実を計算により確…

もしヒトに光合成の能力があったならば

もしわれわれ人間が、光合成のみで生きていくことができるならば、毎日食事をする必要がなくなり、食事をするためのお金を得る必要がなくなり、お金を得るために働く必要すらなくなるかもしれません(食事以外でお金を使うならば別ですが)。そうなれば、日…

スピアマンの順位相関係数とピアソンの積率相関係数の関係性を R で確認する

スピアマンの順位相関係数は、データを順位に変換した場合のピアソンの積率相関係数に当たることが知られています。本記事では、このことを、統計解析ソフトウェアの R で簡単に確認できることを示します。 次のような7組のデータがあるとします。 (x, y) = …

「平均の平均」と「全体の平均」が一致するとき

例を用いて説明します。構成人数20人のグループAと構成人数30人のグループBに算数のテストを受けさせたところ、グループAの平均点は50点、グループBの平均点は60点であったとします。このような場合、グループAとBを合わせた「全体の平均点」は、Aの平均点と…

ゴルトンボードについて

https://m.youtube.com/watch?v=6YDHBFVIvIs 上記の動画で取り上げられている装置は、ゴルトンボード(Galton Board)と言います。(理想的には)ベルヌーイ試行(確率p=0.5で右、1-p=0.5で左)が繰り返されるので、最終的に球が落ちる位置は二項分布に従い…

「'Rcpp' という名前のパッケージはありません」

数日前から、統計解析に使われるRというソフトウェアの勉強をしているのですが、以下のようなことがありました。 Rでパッケージ「sem」のインストールを試みるも、うまくいかない。 なぜかネットとパソコンとの接続が切れているようなので、表示された解決策…

完全閉鎖型の植物工場における穀物やイモの生産は現実的か

大学の期末試験期間中のこと。 私の日々の食事内容は、大量のコーヒーとカロリーメイト(チーズ味とチョコレート味)でした。 が、そんな試験期間も終わりに近づき、重要科目の試験も終了し、一息つけるようになりました。 そんなとき私が作った料理(?)が…